「四国・九州アイランドリーグ」は日本初の野球独立リーグとして2005年4月に開幕しました。元オリックス・ブルーウェーブ監督で、西武ライオンズ選手として大活躍された石毛宏典さんが創業し、今年で4年目を迎えました。
 NPB(日本プロ野球組織)のセ・パ12球団にドラフト指名され将来NPBの舞台で活躍することを目指して、6チーム約150人(昨年までは4チームで約100人)の若者がNPB経験者の指導を受けながら切磋琢磨しています。

[四国・九州アイランドリーグ公式サイトはこちら]
http://www.iblj.co.jp/

 2005年には愛媛から2名の選手が育成選手として指名され、NPB入りを果たしました。2人とも後に支配下登録されています。  2006年に香川オリーブガイナーズの深沢和帆投手が読売ジャイアンツから大・社ドラフト5巡目指名されました! 同年、ガイナーズの伊藤秀範投手も東京ヤクルトスワローズへ育成指名され、翌年に支配下登録されました。  2007年にはガイナーズから三輪正義選手が東京ヤクルトスワローズに大・社ドラフト6巡目指名されました。これまでにNPBへ送り出した選手は11名、また北海道日本ハムファイターズに大・社1巡目指名された多田野数人投手は米オークランド傘下の3Aサクラメントに所属していた2006年後半、徳島にスポット参戦しています。

 

この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2011年01月07日

NPB入りを目指す、ガイナーズ高尾健太投手

 この日の新聞を見てなかったんで備忘録がわりに。

 高尾投手、高校卒業後就職して軟式野球でプレーしていましたが、アイランドリーグ公式戦・ガイナーズのホームゲームで始球式に登板し、135km/hの快速球を披露して球団の目に止まったという、エピソードの持ち主です。

 2011シーズン、勝ち星と勝率・投球回数、そして防御率をいっそう向上して秋のNPBドラフト会議で指名されてほしいですね。がんばれガイナーズ、投げぬけそして夢を掴め高尾投手!

◇2011年1月4日の読売新聞香川版から◇
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20110103-OYT8T00713.htm
1球で夢への挑戦権

古里からNPB目指す

1球で自らの夢に挑戦するチャンスをつかんだ高尾投手。「香川生まれの自分がガイナーズからNPBへ行く意味は大きい」と語る(高松市で)=長沖真未撮影
 その瞬間、試合前にもかかわらずスタンドがどよめいた。2007年5月、サーパススタジアム(現レクザムスタジアム)。草野球チームのユニホームを着た若者がマウンドに立っていた。香川オリーブガイナーズの公式戦での始球式。全力で投じたボールが捕手のミットに収まると、バックスクリーンに「135キロ」の球速が表示された。

 1週間後、若者の携帯電話が鳴った。「練習に参加してみないか」。ガイナーズの球団職員からだった。四国・九州アイランドリーグ(IL)の昨シーズン最多勝投手は、たった1球であきらめかけていた自分の夢に挑戦するチャンスをつかんだ。

 小学4年の時、地元の軟式野球チームに入った。中2から投手となり、高松商業高に進んだ。伝統校の背番号1を背負った最後の夏、優勝候補の一つに挙げられながら、香川大会3回戦で敗れた。甲子園の夢が断たれた時、「自分の野球は終わってしまう」と急に怖くなった。県内の強豪社会人チームのセレクションを受けたが、不合格。「並の投手」。そう思い知らされ、地元の造船会社に就職した。

 野球は高校のOBたちと休日に楽しむ程度。気持ちに踏ん切りをつけたつもりだった。だが、心の奥では真剣勝負を求めていた。「始球式で投げてみたら」と知人から誘われたのはそんな時。「記念になる」と気軽に応募したが、マウンドに立つと気持ちが変わった。「度肝を抜いてやる」。高校時代の最速を2キロ上回り、ガイナーズの西田真二監督の目に留まった。

 3か月後、ユニホームに袖を通した。周りの投手とは体格も、投げる球の力強さも全く違い、1年目は結果が出なかった。走り込みとウエートトレーニングを徹底し、体をつくった。08年に初勝利。09年は10勝、10年は15勝と2年連続で2けた勝利をマークした。「今、ぎりぎりの場面での打者との駆け引きが、たまらなく楽しい」という。西田監督も「ピンチを楽しむことが出来る。性格はプロ向き」と評価する。

 独立リーグ日本一をかけた昨年10月31日のグランドチャンピオンシップ第4戦。激しい雨が降り、七回途中でコールドとなった試合で先発し、石川ミリオンスターズ打線を3安打に抑え、最後まで投げきった。150キロの剛速球はないが、緩急をつけ、打者の打ち気をそらす。自分の投球スタイルを貫き、チームを2年ぶり3度目の日本一に導いた。

 オフシーズンは、高松、坂出両市にまたがる五色台のみかん農園でアルバイトをした後、自宅近くのジムで3時間みっちりウエートトレーニングに励む。

 自他共に認める「超」が付くほどのマイペース。だが、地元出身の右のエースは今季、NPB(日本野球機構)のドラフトで指名を受けることを目指している。「香川で生まれ、香川の野球に育てられた自分が、ガイナーズからNPBへ行く意味は大きい」。夢の実現とともに、野球王国復活に向けたのろしを上げたい。その決意を胸に秘め、5年目のシーズンに入る。(島契嗣)

(2011年1月4日 読売新聞)

◇◇◇  続きを読む


Posted by ちあ@たかつー at 21:46Comments(0)野球:香川オリーブガイナーズ